【韓国ドラマ】「ライブ~君こそが生きる理由~」の感想

ライブ~君こそが生きる理由~(LIVE)

2018年 tvN 全18話

キャスト チョン・ユミ、イ・グァンス、イ・ジュヨン、ペ・ソンウ、ソン・ドンイル ほか

ストーリー
学力優秀だったハン・ジョンオ(チョン・ユミ)だが、女性で地方大学出身というだけで就職できずにいた。
方や、セールスマンとして働いていたヨム・サンス(イ・グァンス)は、会社がマルチ商法をして倒産してしまった。
職を探していた2人が見つけたのは、警察官募集の広告。
2人は仲間たちと熾烈な競争を経て警察学校を卒業し、念願の警察官になる。
そして、韓国国内で最も忙しいと言われる「ホンイル交番」に配属される。
憧れの警察官になったものの、想像よりもはるかに過酷な仕事が待ち受けており、また、組織の軋轢で正義がまかり通らない現実にさらされ、彼らは夢と現実の壁にぶつかっていく――。

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《感想》

「ユン食堂」シリーズで有名なチョン・ユミちゃん主演のドラマということで、見てみました。

相手役が長身・強面のイ・グァンスくんで、周りの配役を見渡しても、イケメン枠がほぼ皆無のwこのドラマ……(^^;)大丈夫かな? と思ったのですが、これがどっこい

メッチャメチャ面白かった~~~~!!!

のであります!

各キャラクターにそれぞれの事情や葛藤、警察官を続ける動機があり、それが丁寧に描かれています。
演じる役者さんの演技もみんな素晴らしい!!

自然光を意識したようなライティングや、ドキュメンタリーを思わせるようなリアルな演出、ストーリー展開などは、ドラマ『未生(ミセン)』を思わせます。

これは“警察版『未生』”といった感じでしょうか。

『未生』も好きなドラマですが、こちらもそれに負けないくらい面白かったです。
『未生』の世界観が好きな人は、こっちも楽しめると思いますよ。(しつこいようですがイケメン率は『未生』にはるかに及びませんが(汗))

また、これはドラマの設定なのか、韓国社会でのリアルなのかよくわかりませんが、韓国警察は犯人確保時に過剰な暴力を奮うことで、市民から非難されているらしく
「犯人を捕まえるときは、銃を●発までしか撃ってはいけない」
「犯人を制圧するときに過剰な暴力を奮ってはいけない(あとで犯人の家族の訴えられてしまうから)」
などの制約がいろいろとあるそうなのです。

当然、そんな制約を守っていたら、警察官のほうが命の危険にさらされるわけで……

犯人を捕まえたけど規律を破ったから、査問委員会にかけられたりと、警察官たちの苦悩が丁寧に描かれていて、見ていて胸が詰まりました。

日本だと逮捕時に万が一犯人を死なせてしまっても、「犯人確保のために必要な処置をした」と警察が発表して、国民もそれに納得することが多いから、あまりこういった問題にはならないですよね。

「逮捕時に乱暴にされたから、犯罪者の家族が警察を訴える!」というのはちょっと驚きでした。日本人だと「犯罪して迷惑かけたのそっちでしょ!」って思ってしまいがちですよね。

本当に色々と考えさせられるドラマでした。

そういう社会の矛盾をちゃんと切り取って、ドラマとして仕上げるところなんか、本当に韓国ドラマって凄いな~~と思いました。

かといって、終始重苦しいわけでもなく、警察官の日常に笑えたり、スカッとするところもたくさんあります。

本当に飽きずに最後まで楽しめる、とってもオススメのドラマです。


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