【韓国ドラマ】「まぶしくて―私たちの輝く時間―」の感想

まぶしくて―私たちの輝く時間―(原題:眩しくて)

2019年 JTBC 全12話

キャスト ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク、キム・ヘジャ、ソン・ホジュン、イ・ジョンウン、アン・ネサン ほか

ストーリー
幼い頃に砂浜で、時間を巻き戻せる時計を拾ったヘジャ(ハン・ジミン)。
だが時間を戻すと、その分自分の時間は人より早く流れることに気づき、その時計は封印する。
25歳になったヘジャはアナウンサーを目指すも、厳しい現実を前に挫折気味だった。
そんなある日、記者志望のジュナ(ナム・ジュヒョク)と出会う。
ジュナは一見完璧ながら、心に傷を抱え、周囲に壁を作って生きてきていた。感情をそのままに出すヘジャに好奇心を抱くジュナ。そしてヘジャもジュナに惹かれていく――。
そんな中、ヘジャの父(アン・ネサン)が突然交通事故で亡くなってしまう。
父を救うため、時計を使って時間を戻す決意をするヘジャ。しかし、何度戻しても、交通事故を防ぐことができない。それでも諦めず、ヘジャは数えきれないほど時間を巻き戻し、遂に父親を助けることに成功する。
だがその結果、70歳のおばあちゃん(キム・ヘジャ)になってしまったのだった――。

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《感想》

このドラマは韓国旅行に行ったとき、何気に見て、気になっていたのでした。

てっきり、女の子(ハン・ジミン)とおばあさん(キム・ヘジャ)の心が入れ替わってしまうストーリーだと思ってたんですが、日本で見て、全然違うことを知りました。

心が入れ替わる設定なら、どこかで元に戻るかも……という期待がありますが、これは「時間が進んでしまった」話なので、元に戻ることができないんですね。

つまり入れ替わりよりはるかに切ないわけで……こういうストーリーを考えるなんて、さすが韓国ドラマだな~!!と感心しました。

若く美しく、青春を謳歌していたのに、突然、おばあちゃんになってしまったヘジャ。
告白はしてないけど、お互いに好意を持っていたジュナからは、当然、まったく相手にされなくなります。(仕方ないですが……こういうのを見せつけられると、恋愛とはやはり見た目なんだなぁ~と考えさせられますね(TT))
でも、このことにより、ジュナとの『新たな関係』が始まります。

そして、おばあちゃんのヘジャは、今まで気にしてもいなかった「老人たちの生きざま」に目を向けるようになります。
最初は無粋な老人や認知症の老人たちを見て、「自分がこんな人たちの仲間なんて……」とショックを受け、嫌悪しますが、だんだん、それぞれの老人たちが抱えている「人生観」や「問題・葛藤」などを理解して、それぞれの人生に寄り添うようになります。

幼なじみの親友だった女の子たちは、ヘジャが老人になっても変わらぬ友情を誓い、実際に同年代の親友として接します。こういう描き方はいいですね^^
だけどヘジャ自身が老いたことで交友関係が変わり、女の子たちがそれを見て、寂しくなってしまったり――と、こういう関係の描き方は秀逸だなと思いました。

このドラマはすごく深いテーマを描きたいんだな~~というのがよく伝わりました。
おばあさんになってまったヘジャを受け入れる家族の描き方もいいですしね。

――と、ここまでは大絶賛なんですが、実は不満なところも多々ありましたw

まず、1番は、ラストの展開です。ここには大いに不満でした。詳しくは下記のネタバレ感想で書きます。

あと、結構重いテーマのドラマなんですが、何故かコメディシーンがちょいちょい入ってて、それが上手く絡まってないんですよね。

ソン・ホジュン演じるヘジャのお兄さんが、コメディパート担当だったんですが、
このお兄さん、家が深刻な経済状況なのに一向に働かず(特に病気とか問題があるわけではないのに)、ほぼ収入のないyoutuberを呑気にやってて、見ててイライラしてしまい、コメディシーンがまったく笑えませんでした……(^^;)

俳優のソン・ホジュンは好きなんですけどね~~。

あと、全体的に演出が長ったらしく、倍速で見たんですが、それでも展開が遅い……と感じました。私はテンポの速い韓国ドラマが好きなので(汗)

ドラマ自体のテーマは深いし、人間ドラマがしっかり描かれているので、ストーリーは面白いですよ。深いドラマをじっくり見たい人にはオススメです。

あと、俳優のナム・ジュヒョクが超格好良く、熱演しているので、ナム・ジュヒョクファン&イケメン好きにはオススメです(^^)

ラストの展開は好みが分かれるところだと思います。


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★以下はネタバレ感想です。これから見る人は読まないでネ★

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さてさて、ラスト2話まではそれなりに楽しく見ていたんですが――そこからの、

今までの話は認知症のおばあちゃん(ヘジャ)の妄想でしたぁぁ

の展開に はぁぁ!? となってしまいました。

そりゃないでしょ~~~~!!!!

昔からあまたの創作で繰り返されているこの夢オチ展開ですが、ここまで深いテーマで描いてて、このラストを放棄したような展開には、唖然を通り越して怒りを覚えてしまいました!!

だってだってすごくいい設定じゃないですか。
時間が進んで元に戻れない、おばあちゃんになってしまった女性と、青年とのロマンスですよ。
もう恋には落ちれないかもしれないけど、「自分は、あなたが好きだった女性ですよ」って告白して、すったもんだがあってもいいし、
告白できないまま、切なく過ごしてもいいし、
青年が、おばあちゃんがかつて愛した女性だったと気づいてもいいし、
いくらでも切ないストーリーが作れるじゃないですか!!!

ちょっと設定は変わりますが、お母さんと娘の体が入れ替わった、東野圭吾原作の小説『秘密』なんて、本当に秀逸なラストでしたよ。

私はそんな展開を期待したのですが、見事に残念な形で裏切られてしまったのでした……(TT)

なんでこんなラストにしてしまったんですかねぇ。

そこからのラスト2話は、急に本当のヘジャの人生紹介ドラマが始まり……今までとは全然違うテイストのドラマを突然、見させられることになり……「えーと、これ、誰が見たいんでしょうか??」と意味不明になってしまいました(^^;)

視聴率が良くなかったから方向転換したのか、ヤケクソにでもなったのかと思ったんですが……(^^;)ラスト2話はかなり大掛かりなセットだから、きっと初めから予定していたストーリーでしょうしねぇ……

なんだかこんなドラマに付き合わされてしまった役者さんが可哀想な気がしました……(汗)

このラストを考えたのが脚本家なのか、プロデューサーなのかわかりませんが、
誰か止めるヤツはいなかったのか~~~!!!
と切に思いましたよ。

ラスト2話前までは本当に深い、いいドラマだったんで……とてもとても残念でした。


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