ベトナムは縦に長いのでそれぞれの地域で雨季の時期が違います。南部だったら雨季は5月~10月。中部は9月~12月です。
そしてベトナム中部の場合、雨季のシーズンは旅行には向かないと言われています。とくに9~11月は雨の量が多く、洪水になることが多いからです。
ですがスケジュールの都合上、どうしても雨季に旅行しなくてはいけないこともありますよね。
私たちの旅行もやはりこの時期しかスケジュールが合わず、去年も同じ時期に旅行してそんなに雨に降られなかったんで、「ま、大丈夫なんじゃないのー?」と、呑気に構えてたんです。
が……。
まさかまさかのホイアンで5年ぶりの台風に遭遇してしまいました!
今回の経験を通して、雨季の旅行注意点などをご紹介していきます。
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日本で海外の台風情報を掴む
雨季に旅行が決まった場合、出発前に一応、台風情報をチェックしたほうがいいですね。
ベトナムは9、10月が台風シーズンだそうですが、私は11月に旅行して台風に遭いました。
でもベトナムに限らず、海外の台風情報は、日本にいるとなかなか掴みにくいんですよね。
私も旅行前からダナン・ホイアンの天気をネットでチェックしていたんですが、台風の情報は見つけられませんでした。
海外の天気サイトは「雨」としか書いてなかったんで、「ああ、雨季だからやっぱり雨かー」という程度の認識だったんです。
ここのサイトは天気図が出ているので、天気図から台風が来るのがわかるかもしれません。
WEATHER – FORECAST.com
ですから、旅行会社経由で現地係員に問い合わせてみるとか、現地の人とSNSが繋がってたら聞いてみるといいと思いますよ。
東南アジア方面の旅行でしたら、日本の天気サイトのほうが台風情報を掴みやすいと思います。日本付近で発生した台風はすぐに情報が上がりますからね。
もし旅行先に台風が近づいていたら…
でも台風が来るとわかっても、海外旅行のキャンセルはしにくいものです。お金もかかるし、現地に行ったら逸れてて全然影響なかったりする場合もありますからね。
というわけで現地に台風が来ると知っても、みなさん、出発は決行すると思います。
ですから、準備はしっかりして行きましょう!
まず、雨ガッパは必ず用意しましょう! ベトナムの台風はものすごい強風で(まさにハリケーン!)傘はまったく役に立ちませんでした。ホテルで借りた超丈夫な傘も一瞬にして骨が折れてしまいました……。
でも、ホイアンの街角では雨ガッパがたくさん売られていたので、まあ、忘れても困りません(^^)
あと念のためナッツ、クッキー、おかきなどのおやつ類を持って行ったほうがいいです。いざというときの非常食になりますし、そうじゃなかった場合もおやつや酒のつまみとして食べられますからね♪
今回は、このおやつたちに大変助けられました!
そして現地に到着してみると……
私たちはダナン空港に到着したあとも、迎えに来た旅行会社の人から台風の話は全然聞けませんでした。こっちもそんな情報はちっとも知らなかったたんで、質問もしなかったですしね。
到着当日のヴィラの窓からの風景。これが唯一の晴れ間でした(涙)
そして翌朝からすごい強風と雨になったんですが、そのときでさえ台風が近づいていることを知りませんでした。
その日の夕方から、さすがに「これってただの雨じゃないよね……」と思い始め、テレビのニュースを見て、初めて台風が来ていることを知ったんです。
ホテル従業員の危機意識は…?
私たちが泊まったのが、海から10メートルも離れてないところに建っていたヴィラだったんで、本当に飛ばされそうになるくらいの強風が吹き荒れていました。
海は荒れまくり、東映映画のオープニングのよう!! リゾートでのんびりするはずだったのに…(笑)
ちょっとでも海に近づくとさらわれそうで、とにかく怖かったです。
夜通し雨風&波しぶきが窓を叩きつけるし、強風で建物がミシミシと揺れ、外の呼び鈴が風に押されてジーーッと鳴り続けたりと、うるさいので眠れなく、本当に困りました。
さすがにコンクリートの建物なので飛ばされる心配はないとは思いましたが……それでも不安になりました。
今思うと、すごく危険な場所にいたんじゃないかと……しかしホテルの従業員は台風に対する危機意識がまったくないのか、避難指示どころか、「大丈夫ですか?」の確認さえ来てくれませんでした。
ですから自分で危ないと思ったら、海から離れた部屋に変えてもらうとか、積極的に動いたほうがいいですね。(このホテルにはリバーサイドの棟があり、こちらは海から離れてるので、風が多少弱まっていました)
「ホテルの人が何にも言って来ないから大丈夫だろう」と考えるのはちょっと危険かな、と思いました。
食料も自分で確保!
そして台風直撃の日、早々にヴィラに戻った私たちは、これから外に出るのは億劫なのでルームサービスを頼むことにしました。(レストランは100メートル以上離れた棟にあるので)
が……
「この雨なのでルームサービスはできません」
と断られてしまったんです!!
日本のホテルなら「こういうときこそお客様のために!」と頑張ってくれますが、やはり海外は違います(汗)
しかもルームサービスは断ったのに、寝る前のチョコレートはちゃんと届けに来たりと……このホテル、なんか努力の方向が間違っているんです……。
まぁ、向こうにはおかもちみたいな、食事を運ぶ道具がないのかもしれませんが。
結局、「びしょ濡れで往復してまで食事したくないねー」ということで、みんなで持ってきていたお菓子&酒のつまみを出しあって、その夜は凌ぐことになりました。
ちょうど、シャンパンも買って来ていたので、なんだか呑気な宴会のように見えますが……外は荒れ狂う暴風雨の中での細々とした夕食だったんです!
こういうことを考えると、台風シーズンに戸建てのヴィラに泊まるのは要注意かもしれませんね。(特に海沿いは危険です!)
ホイアンの旧市街は立ち入り禁止に!
私たちがホイアンを発った日、ホイアンの旧市街は冠水のため、立ち入り禁止になったそうです。
ピックアップに来た旅行会社の人の話によると、旧市街の中にホテルを予約したお客さんがいたらしく、町に入れなくなって困ってしまったそうです。
立ち入り禁止前日のホイアン旧市街。トゥボン川は氾濫寸前でした。
こういうリスクを考えると、雨季のシーズンはアンホイ島などの中洲にあるホテルには泊まらないほうが無難かもしれません。たとえホテルにたどり着いても、そこから出られなくなる場合もありますからね。
こういうイレギュラーな経験もまあ面白かったりはしますが、せっかく高いお金を払って海外旅行に来たのに、部屋から一歩も出られなかった……では、残念すぎますよね。
こんな風に、雨季にはさまざまなリスクが潜んでいます。
私たちがたまたま台風にぶち当たっただけだったので、普通の雨季なら全然観光できると思いますが、雨季のダナン・ホイアン地方に行く人は「台風大丈夫かなー」「洪水大丈夫かなー」と、ちょっと記憶の隅に留めておいたほうがいいかもしれませんね。
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ダナン・ホイアンの情報はこちらにまだまだありますよ~♪
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